牛肉
Japanese Beef
WAGYUNAVI
日本で楽しめる和牛のお店
まるごと美味しく楽しめる和牛和牛の部位はおよそ10。
その部位毎に肉質の良さを引き出す
調理法や料理が存在します。
しゃぶしゃぶ、焼肉、ステーキ。
いずれも和牛の代表的な食べ方ですが
他にもおいしい食べ方があるのです。
是非、その美味しさを日本で体験しましょう。
和牛―。名前の通り“和=日本”が生んだ日本固有の牛です。
古くから稲作などの農耕のために日本人と生活を共にし、稲藁等の給与を通じた持続的かつ循環型の農業の中で長い時間を経て特別な肉質を持つ牛を産み出しました。その特性を固定したのが純血種の和牛なのです。
和牛の登録には100年以上の歴史があり、和牛は他の品種と交雑せず、血統登録は鼻紋(指紋と同様にその牛独自のもの)を介して、個体管理を徹底し、何代前までも血統を遡れます。優れた特性を、他の品種と交雑することなく、たゆまぬ改良が進められており、牛肉となっても厳格な格付けで管理をすることで高い品質を保っています。
生産者にとって和牛は大切な家族です。1頭1頭に名前をつけ子牛の頃から手塩にかけて育てあげ、寒い時には手作りのジャケットを着せたり、ブラッシングをして、20ヵ月という長い肥育期間を含め、生まれてから出荷されるまで約30ヵ月もの間大切に扱われます。生産者の惜しみない愛情も和牛の高い品質の秘密のひとつです。
和牛にはいくつかの特徴がありますが、代表的なものとして次の3つがあげられます。
和牛には大理石のように美しいきめ細かいサシが入り、極めて繊細で柔らかな肉質を誇ります。
和牛の脂肪には、オレイン酸が豊富に含まれています。このため、和牛の脂肪は融点が人の体温より低くなり、口の中でとろけるように美味しさが広がります。
和牛は加熱すると独自の和牛香がします。その甘い香りは、たとえ冷めても感じることができ、美味しく食べることができます。
肉牛のトップブランドとして日本産和牛は世界の人々から愛されています。“和牛の様々な食べ方”を本書に掲載のお店を訪ねていただき、また巻末のレシピを参考に是非ご家庭でもお楽しみ下さい。