Livestock JAPAN
本記事では、日本の和牛が高価な理由として、その飼育環境や脂の質の高さに言及すると同時に、現在のイギリスでのWagyuの生産についても記載している。
グルメの世界において、和牛よりも贅沢なものはない。1キロ当たり500ポンドにも上るこの肉は、何が特別なのだろうか?
和牛は特別な飼料や生活様式など、豪華な環境で育てられ、飼育期間は通常よりも18ヶ月長い3年間にのぼる。和牛の飼育には手間もコストもかかるのだ。
また、和牛の証明ともいえる濃密な霜降りによって、口に運ぶと溶けていくような食感がもたらされるだけでなく、他の牛肉と比較して、和牛は一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)の割合が非常に高いため、和牛には豊かで力強い風味が生まれるのだ。
イギリスでは2014年6月まで日本の牛肉の輸入が禁止されていたため、この間欧州Wagyuの生産が進んだ。日本産の和牛が最高級といわれている中、現在イギリス農家においても非常に水準高い高級肉の生産が進んできている。
2015年8月18日