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Livestock JAPAN

日本が新たな和牛のロゴを発表し、日本産のアピールを強化

本記事では、日本の和牛の新たなロゴの発表が豪州のWagyuにどのような影響をもたらしうるか、またそれに際し日本の和牛と豪州のWagyuのそれぞれの強みや弱みを記載している。

日本は高級牛肉の母国であることを強調する新しいロゴを発表し、和牛のマーケティングの強化を図っている。ロゴの変更の主な理由の一つには、和牛とオーストラリアをはじめとする他国のWagyuや牛肉との差別化を行う目的があると考えられる。
これに対し、オーストラリアWagyu協会会長は、オーストラリアのWagyuはすでに世界の市場で独自の地位を確立しており、確固としたオーストラリアブランドも築かれているため、影響はあまり出ないと考えている。
日本の和牛のサシが、オーストラリアの牛肉よりもずっときめ細かいことや、異なる格付け制度を採用しており、オーストラリアのWagyuの霜降りの最高ランクは、日本の格付け制度では最低ランクに匹敵することを認識している一方、オーストラリアのWagyuの強みとして、価格やその供給の安定性を訴えている。

2017年3月9日